つるバラの剪定について
冬はバラの剪定のシーズンです。
特につるバラにおいては、この時期の剪定・誘引といった手入れがその年の開花状況に大きく影響します。
つるバラを前にして、ここを切るべきか、あそこを切るべきかと6月前後の開花の姿に思いを馳せるのは、バラ好きにとって最も幸せな時間であります。
さて、写真はピエールドゥロンサール。
屋根までシュートが伸びております。
横からみたらこんな感じ。
この株は特に生育旺盛でよく伸び、よく茂ります。
ここからすべての葉を取り除き、余分な枝を払い、つるを下ろして曲げてまとめます。
おおむね後ろのラティスに入るくらいの面積に納めます。
誘引が終わるとこんな感じです。
横からみるとこうです。
剪定、誘引で心がけることは
・縦に伸びたつるを横向きに倒す。
(縦だと最上部に花が集中してしまいます。)
・できるだけつるが水平より下に向かないようにする。
(上に向かって伸びる性質があるからか特に分岐から下へ行く枝は枯れやすい様です。)
・混み合わないように透かす。
(とはいってもせっかくのたくましいつるは、残したい誘惑に勝てませんが。)
といったところですか。
ちなみに過去の開花状況はこの通り。
ピエールドゥロンサールについてのお話はまた改めて。
それでは。