バフビューティについて語る

トレジャートローブのつながりから、バフビューティについて調べてみました。

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Buff Beauty ハイブリッドムスク 1939年 イギリス ann Bentall 
William Allen Richardson × 実生種

作出者のアン・ベントールは夫のジョン・ベントールと夫婦でバラのブリーダーをしていたようです。
ご夫婦をさかのぼるとペンバートンというブリーダーに行き着きます。
どうやらハイブリッドムスクの系統を作出した大物の様です。

尚、ベントールはバフビューティのほかに「バレリーナ(1937年)」「ザ、フェアリー」などを作出しています。
いずれもうちにあるのは何かの縁でしょうか。


私は製造業に従事し、工場で働いていますが、金属を磨く作業の中で「バフがけ」と呼ぶものがあります。
バフの意味を調べると、「(うしの)揉み革」「(揉み革を使った)研磨」「(揉み革の)淡黄色」と出てきます。
バフがけとバフビューティのバフが同じ語源とは意外でした。

バフ色は黄褐色、淡黄色、黄土色当たりの色で、黄味がかかった明るい肌色といった感じのところでしょうか。

このバラができたとき、その色が特徴的だったことだったのだと思います。

杏色、アプリコット色とも言われます。咲き始めはやや濃い色合いがあったり、房咲きの中心から外へ向けて色合いが日ごとに移り変わったりと、魅力的な飽きない美しさがあります。

つるはよく伸長します。

やや堅いことと、棘が鋭いので誘引は結構大変です。

べーサルシュートの発生は少なめで、枝の途中からの発生がメインになります。